OC・LEP(低用量ピル)についてoc・lep

低用量ピルとは

「低用量ピル」は、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲスチン)を配合した飲み薬の総称で、大きく分けて 「OC(Oral Contraceptives:経口避妊薬)」と「LEP(Low dose Estrogen Progestin:低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)」の 2種類があります。含まれる成分自体はよく似ていますが、目的や保険の適用が異なります。

OCとLEPの違い

OCとLEPの違い
 OCLEP
主な目的避妊月経困難症・子宮内膜症に伴う疼痛の治療
保険適用自費(保険適用外)保険適用
効果避妊、副次的に月経困難症状の軽減月経困難症状・子宮内膜症の痛みの軽減、副次的に避妊効果

避妊を主目的とする場合はOC、月経痛や子宮内膜症の治療を目的とする場合はLEPを選択します。 どちらも服用することで排卵が抑制され、月経量や月経痛が軽くなる、月経周期が整うといった共通の効果が得られます。

目次

日本で入手可能な主なOC製剤

避妊を目的として処方される主なOC製剤です。相性(一相性・三相性)は、1シート中のホルモン含有量が一定か、 周期の中で段階的に変化するかの違いを表します。

日本で入手可能な主なOC製剤
製品名主な成分相性
トリキュラーレボノルゲストレル・エチニルエストラジオール三相性
アンジュ、ラベルフィーユレボノルゲストレル・エチニルエストラジオール(トリキュラーの後発品)三相性
マーベロンデソゲストレル・エチニルエストラジオール一相性
ファボワールデソゲストレル・エチニルエストラジオール(マーベロンの後発品)一相性
ヤスミンドロスピレノン・エチニルエストラジオール一相性
シンフェーズノルエチステロン・エチニルエストラジオール三相性

日本で入手可能な主なLEP製剤

月経困難症や子宮内膜症の治療として保険適用で処方される主なLEP製剤です。

日本で入手可能な主なLEP製剤
製品名主な成分特徴
ルナベル配合錠LD・ULDノルエチステロン・エチニルエストラジオール21日服用・7日休薬
フリウェル配合錠LD・ULDノルエチステロン・エチニルエストラジオール(ルナベルの後発品)21日服用・7日休薬
ヤーズ配合錠ドロスピレノン・エチニルエストラジオール24日服用・4日休薬
ヤーズフレックス配合錠ドロスピレノン・エチニルエストラジオール(ヤーズと同成分)症状に応じて最長120日まで連続服用が可能
ジェミーナ配合錠ドロスピレノン・エチニルエストラジオール(ヤーズの後発品)24日服用・4日休薬

服用にあたっての注意点

低用量ピル(OC・LEP)は多くの方が安全に使用できるお薬ですが、まれに血栓症(血管の中で血液が固まってしまう病気) のリスクが高まることが知られています。喫煙されている方、40歳以上の方、肥満のある方、片頭痛のある方などは リスクが高くなるため、服用前に必ず問診・血圧測定などを行い、服用の可否を確認します。

服用開始後に、ふくらはぎの痛みや腫れ、急な息切れ、胸の痛み、激しい頭痛、視野の異常などがあらわれた場合は、 すぐに服用を中止し、医療機関を受診してください。

当院での処方について

どの製剤が適しているかは、目的(避妊か治療か)や体質、他に服用しているお薬の有無などによって異なります。 当院では診察の上で、お一人おひとりの状態に合わせて製剤を選択し、処方しています。 気になる症状や服用のご希望がありましたら、診察時にご相談ください。

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